被災時のこころのケア

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ページ番号1005457  更新日 2024年1月23日

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被災時のこころのケア

災害により、日常とはかけ離れた大変な出来事を体験すると、こころと身体にいろいろな変化が起こることがあります。この変化は、正常な反応で、誰にでも起こりうることです。多くの症状は時間とともに回復に向かっていきます。もし、症状が長く続く場合は無理をせず、早めに相談機関や医療機関に相談しましょう。

災害時のストレス反応 対応方法
  • 眠れない
  • イライラする
  • 誰とも話す気になれない
  • 不安が強い
  • あの時の光景が繰り返し浮かぶ
  • 身体の調子が悪い 等
  • 休息をとりましょう
  • 食事や水分を十分に取りましょう
  • お酒やカフェイン(コーヒー、緑茶、紅茶等)の取りすぎに注意しましょう
  • 心配や不安を1人で抱えずに、周りの人と話しましょう。
  • お互いに声をかけあいましょう

災害を経験した方、家族や友人を支える方へ

「ほっと安心手帳」とは、災害を経験した方、家族や友人を支える方向けの心のケアの手帳です。

被災した子どもに接する周囲の方へ

災害を経験した多くの子どもたちのこころと身体には、いろいろな変化が起こります。子どもの様子で「いつもと違う」、「災害の前と違う」ことはありませんか。

子どもに現れやすいストレス反応 身近な大人にできること
  • 赤ちゃんがえりをする
  • 甘えが強くなる
  • わがままを言う
  • ぐずぐず言う
  • 反抗的になったり乱暴になる
  • 災害体験を遊びとして繰り返す
  • できるだけ子どもを1人にせず、一緒にいる時間を増やしましょう。
  • 子どもが話すことは、否定せずに聴いてあげましょう。ただし、話したくないときには無理に聞き出さないようにしましょう。
  • 「大丈夫だよ」、「あなたのせいではないよ」と穏やかに声をかけて、安心感を与えましょう。
  • 抱っこや痛いところをさする、抱きしめてあげるなど、スキンシップの機会を増やしましょう。
  • 災害で体験したことを「ごっこ遊び」として再演することは、遊びの中で気持ちを吐き出して、子どもなりに回復しようとしているプロセスです。無理にとめずに見守りましょう。

※ このようなこころや身体の変化は、正常な反応です。周囲の大人が落ち着いて受け止めることで、ほとんどの場合は時間とともに解決していきます。

家族や友人を支えている方へ

少しでも役に立ちたいとの思いから、普段以上に気負ったり、無理を重ねたりすることがあります。家族や友人を支えている方にも、ストレス反応が起こることがあります。

援助する側の陥りやすい3つの危険

援助する側は「隠れた被災者」です。

援助する側も被災者であったり、ストレスを受けています。

あなたはスーパーマンではありません。

災害現場でストレスを受けない人はいません。自分だけは大丈夫と過信してはいけません。

自分の背中は見えません。

気づかないうちにストレスや疲れがたまっていることが多くあります。

ストレスチェックでこころと身体の不調に早期対応を

自分自身にストレス症状がないか、自分でチェックし、自分自身の健康を守っていきましょう。

ストレスチェック ストレスを感じるときは
  1. 物事に集中できない
  2. 何をしても面白くない
  3. すぐ腹が立ち、人を責めたくなる
  4. 状況判断や意思決定にミスがある
  5. 頭痛がする
  6. 落ち込みやすい
  7. 物忘れがひどい
  8. よく眠れない
  9. 不安が強い
  10. 肩こり、冷え、のぼせなどの身体症状がみられる
休む時間があまりとれなくても、できるだけほっとする時間を持つようにしましょう。それでも症状が長引くようなら、医師や保健師に相談しましょう。

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉課
〒932-0821 富山県小矢部市鷲島15番地
電話番号:0766-67-8605/0766-67-8606
ファクス:0766-67-8602
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