やっぱりしっかり朝ごはん ~おやべ朝食レボリューション~
小矢部市では「第3次健康おやべプラン21」の栄養・食生活分野の取組みとして子どもから大人までの全ての人が「朝食を食べること」を推進します。
朝食を食べよう
朝食を食べると良いことの一つは睡眠リズムを整えることです。睡眠リズムは起きた時間の16時間後に眠くなるという体内時計タイマーで動いています。
朝陽を浴びて体を動かし、食べ物からのブドウ糖を補給するとしっかり起きた事が脳に伝わります。他臓器へのホルモン分泌スケジュールもリセットされ、膵臓や肝臓、筋肉も目覚めます。
若い人は何か一口でも、若くない人は筋力低下予防の牛乳を添えてどうぞ。

医療法人社団 啓愛会
小矢部大家病院 理事長・院長 渡辺 多恵 氏
1 おやべ朝食レボリューションの目的、目指すところ
小矢部市民の病気の傾向
本市は国や県に比べて糖尿病の人の割合が男女ともに高くなっています。また、標準化死亡比*によると男女ともに心臓病や脳梗塞で亡くなる割合が全国と比較して高い状況です。さらに女性の胃がんも全国より高くなっています。
【小矢部市の死因】
標準化死亡比(SMR)5年間(H30~R4)平均
引用 地方自治体における生活習慣病関連の健康課題把握のための参考データ・ツール集
本市では心臓病で亡くなる人が全国に比べて高い状況です。心臓病は、脂質異常症をはじめとする生活習慣病が要因となります。朝食を欠食して食事回数が少なくなると体脂肪が蓄積しやすくなります。また、全く朝食を食べない人は食べる人と比べて心血管系の死亡リスクが増加するという研究結果もあります。
「第3次健康おやべプラン」によると、小矢部市で「朝食をほとんど毎日食べる人」の割合は84.6%でした。このことから、生活習慣を見直す第一歩として朝食を食べる人の割合を増やすことを目標として、令和17年までに朝食を食べる人の割合を100%にすることを目指しています。
2 朝食の重要性
私達は夜寝ている時もエネルギーを使っています。体に蓄えられるエネルギー量は決まっているため、朝食を抜いてしまうと、頭がぼんやりして集中力が続きません。1日を元気に過ごすためにも、朝ごはんを食べて、しっかりとエネルギーをとることが大切です。
参考文献
松本 恒著「パワポ食育まんが指導集①朝ごはん」、株式会社少年写真新聞社、2023年7月、P13・P15
松本 恒著「家庭とつながる!新食育ブック①子どもの食と健康」、株式会社少年写真新聞社、2018年7月、P9
3 朝食を少しずつステップアップして栄養バランスを整えよう
1日3回の規則正しい食事、「主食、主菜、副菜」がそろった食事を心がけましょう。
朝に何も食べていない人はSTEP1の主食(ごはん、パン)から始めてみましょう。
4 【STEP1】から【STEP2】の方へ おすすめ簡単朝食レシピ
5 【STEP3】の方へ 主食・主菜・副菜をそろえて食べましょう
主食、主菜、副菜をそろえて食べると、栄養バランスの整った食事になります。加えて1日1回は乳製品と果物を追加すると必要な栄養素をさらに補給できます。
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