4種混合ワクチン(DPT-IPV:ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ)/2種混合ワクチン(DT:ジフテリア・破傷風)

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ページ番号1002637  更新日 2024年4月1日

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4種混合予防接種のお知らせ

  • 4種混合ワクチンは、平成24年7月27日に承認されたワクチンで、百日せきの不活化ワクチン(細菌やウイルスを殺し病原性をなくしたもの)、ジフテリア・破傷風のトキソイド(細菌の産出する毒素を取り出し、免疫を作る能力は失わずに無毒化したもの)および不活化ポリオワクチンの混合ワクチンです。
  • 令和6年4月から4種混合ワクチンとヒブワクチンを合わせた5種混合ワクチンに切り替わります。4種混合ワクチンを1回以上接種した人は、原則5種混合ワクチンは接種できません。

病気の説明

ジフテリア

ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。1981年に3種混合ワクチンが導入され、現在では国内の患者発生数は年間0が続いていますが、アジア地域では、時折流行的発生がみられています。しかし、ジフテリアは感染しても10%程度の人に症状が出るだけで、残りの人は症状が出ない保菌者となり、その人を通じて感染することもあります。
感染は主にのどに起こりますが、鼻にも感染します。
症状は、高熱・のどの痛み・犬吠様のせき・嘔吐などで、偽膜と呼ばれる膜ができて窒息死することもあります。発病2〜3週間後には菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺を起こすことがあるため注意が必要です。

百日せき

百日せき菌の飛沫感染によって起こります。
1950年から百日せきワクチンの予防接種が始まってから、患者数は減ってきていますが、最近長引く咳を特徴とする学童から思春期、成人の百日せきがみられ、乳幼児の感染源となります。
百日せきは、普通の風邪のような症状で始まります。続いてせきがひどくなり、顔を真っ赤にして連続的に咳き込むようになります。せきの後に急に息を吸い込むので、笛を吹くような音が出ます。熱は通常出ません。
乳幼児は咳で呼吸できず、くちびるが青くなったり(チアノーゼ)けいれんが起こることがあります。肺炎や脳症などの重い合併症を起こしやすく、乳児では命を落とすこともあります。

破傷風

破傷風菌はヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中にいる破傷風菌が傷口からヒトの体内へ入ることによって感染します。菌が体内の中で増えると、菌の出す毒素のために、口が開かなくなったり、けいれんを起こしたり、死亡することもあります。
お母さんが抵抗力(免疫)を持っていれば、出産時に新生児が破傷風にかかるのを防ぐことが出来ます。

ポリオ

ポリオは「小児マヒ」と呼ばれ、手や足の麻痺があらわれる感染症です。ポリオウイルスが口の中に入って腸の中で増えることで感染します。増えたポリオウイルスは便の中に排出され、この便を介してさらにほかの人へと感染していきます。ポリオウイルスに感染しても、多くの場合、病気としての明らかな症状はあらわれずに、知らない間に免疫ができます。しかし、腸管に入ったウイルスが脊髄の一部に入り込み、主に手や足に麻痺があらわれ、その麻痺が一生残ってしまうことがあります。

我が国でも1960年代前半までは、流行を繰り返していましたが、予防接種の効果により国内での自然感染は報告されていません。しかし、海外から日本にウイルスが持ち込まれる可能性はあり、接種をきちんと受けておくことが勧められます。

接種場所

協力医療機関で接種となります。(個別接種)
詳しくは、下記リンクページのPDFファイルをご覧ください。

接種回数・間隔について

1期初回接種

標準的な接種期間:生後2か月以上12か月に達するまでの期間
20日〜56日までの間隔をおいて3回接種

1期追加接種

標準的な接種時期:初回接種後12か月〜18か月に達するまでの期間
初回接種後6か月以上の間隔をおいて1回接種


確実に抵抗力(免疫)をつくるためには、決められた時期に接種を受けることが大切です。ただし、間隔があいてしまった場合は、健康福祉課までご相談ください。
4種混合ワクチンを1回以上接種した人は、原則として、4種混合ワクチンで接種を完了してください。

DT2期(二種混合)

11歳から13歳未満の間にDT(ジフテリア、破傷風)ワクチンを1回接種します。

4月頃、小学校6年生の児童に「DT2期(二種混合)予診票兼接種券」を郵送します。

このページに関するお問い合わせ

健康福祉課
〒932-0821 富山県小矢部市鷲島15番地
電話番号:0766-67-8605/0766-67-8606
ファクス:0766-67-8602
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。