知ってあんしん 認知症
認知症とは?
認知症とは、さまざまな原因により脳に変化がおこり、それまでにできていたことができなくなり、生活に支障をきたした状態をいいます。
どんな症状が現れるの?
認知機能について
認知症の減となる病気により、どのような症状が出てくるのかが異なります。脳におこっている病気そのものによって直接おこる、「もの忘れ」「理解・判断力の低下」などの症状を『認知機能障害』といいます。
(例)
・何度も同じ話をしたり、同じものを買ったりする
・時間や場所、人物が認識できない
・道具の使い方や手順が分からない
・身だしなみを整えられない
・お金などの計算ができない
行動・心理症状(BPSD)について
認知症の人に現れる症状のうち、行動を心理に関するものを行動・心理症状(BPSD)と言います。
行動・心理症状(BPSD)は、不安、不眠、イライラなど多岐にわたり、その多くが、本人を取りまsく環境の影響を受けておこります。これらがあらわれるのは、本人が困っている状況である場合が多く、認知症の人のSOSサインともいわれています。
(例)
・無気力になり、外出しなくなる
・現実にはないものを見たという
・一人で出かけて道に迷ってしまう
・夫(妻)を自分の父(母)親と誤認する
・お金や物が盗まれたと騒ぐ
・怒りっぽくなる、怒鳴る
認知症に早く気付くことが大事!
認知症は治らないから、医療機関に行っても仕方がないと考えていませんか?
認知症も他の病気と同じように、早期診断と早期対応が非常に大切です。
早く気づくことのメリット
1. 今後の生活の準備をすることができます
早期診断を受け、症状が軽いうちであればあるほど、ご本人やご家族が認知症の理解を深めやすく、病気と向き合い話し合うことで、生活のしづらさやトラブルを自分で工夫して、今後の生活の備えをすることができます。重度になった時に備えて信頼できる人に代理判断を託すことを決めておく、介護保険サービスを利用するなど生活環境を整えていけば、生活上の支障を減らすことも可能になります。
2. 治る病気や一時的な症状の場合があります
認知症でない場合、手術や内科的治療、薬の調整などで、改善が可能なものもあります(正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、甲状腺機能低下症、不適切な薬の使用など)。長時間放置すると回復が難しくなるので、早めに受診をして原因となっている病気を突き止めることが大切です。
3. 進行を遅らせることが可能な場合があります
認知症と診断されても、原因疾患に合わせた適切な治療やケアを早く始めることで、進行をゆるやかにすることや希望にかなった生活に備えることができます。
どこに相談すればいいの?
地域包括支援センター(健康福祉課内)
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