認可地縁団体が所有する不動産に係る登記の特例について

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1006223  更新日 2024年3月15日

印刷大きな文字で印刷

認可地縁団体が所有する不動産に係る登記の特例について

地縁による団体が認可を受けて法人格を取得し、不動産登記ができるようになっても、所有権の移転登記を行う際、当該不動産における名義人が複数で、相続登記がされていないなど登記義務者が判明しない場合があり、全ての相続人の確定や承諾を得るために多大な労力を費やし、所有権の移転登記に支障をきたしているという問題がありました。

このような状態から地方自治法の一部が改正(平成27年4月1日施行)され、一定の要件を満たした認可地縁団体が所有する不動産であって、登記名義人やその相続人の全てまたは一部の所在が知れない場合、一定の手続きを経ることで、認可地縁団体が単独で登記の申請を行うことができるようになりました。

特例制度を利用される場合は、事前に生活環境課へご相談ください。

申請の要件

下記の全ての要件を満たしている必要があり、それを疎明する資料(以下「疎明資料」という。)の提出が必要です。

  1. 当該認可地縁団体が当該不動産を所有していること
  2. 当該認可地縁団体が当該不動産を10年以上所有の意思をもって平穏かつ公然と占有していること
  3. 当該不動産の表題部所有者または所有権の登記名義人の全てが当該認可地縁団体の構成員又はかつて当該認可地縁団体の構成員であった者であること
  4. 当該不動産の登記関係者の全部又は一部の所在が知れないこと

登記までの流れ

  1. 相続人の所在が分からない等により移転登記できない場合、市に疎明資料を添付のうえ「所有不動産の登記移転等に係る公告申請書」を提出する。
  2. 市は、提出された疎明資料により要件を確認する。
  3. 市は、当該不動産の所有権の保存または移転の登記をすることについて、異議のある関係者等は市に異議を述べるよう公告する。
  4. 市は、3か月以上の公告期間に異議申出がなかった場合は、そのことを証する文書を認可地縁団体に交付する。
  5. 法務局において所有権の保存または移転登記を申請する。

現在公告されているもの

公告に対する異議申出について

現在公告されている申請不動産の登記関係者等は、公告内容に対し異議を述べることができます。

(登記関係者等)

  1. 申請不動産の表題部所有者又は所有権の登記名義人
  2. 申請不動産の表題部所有者又は所有権の登記名義人の相続人
  3. 申請不動産の所有権を有することを疎明する者

 

「申請不動産の登記移転等に係る異議申出書」に、添付書類を添えて生活環境課までご提出ください。

(添付書類)

  1. 申請不動産の登記事項証明書
  2. 住民票の写し
  3. その他市町村長が必要と認める書類(所有権を有することを疎明するに足りる書類)

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

生活環境課
〒932-8611 富山県小矢部市本町1番1号
電話番号:0766-67-1760
ファクス:0766-67-2033
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。