高齢者虐待相談窓口
急速に進む高齢化の中で、介護と並んで高齢者虐待が深刻な社会問題となっています。
高齢者虐待は、家族などの介護者が「悪い人だから」してしまうとは限りません。高齢者虐待には、複雑な背景がある場合があります。例えば、人間関係、社会環境、介護疲れなど、さまざまな要因が重なり合って発生したり、介護疲れから心身ともに疲弊し、自覚のないままに虐待をしたりしている人も少なくありません。
近隣とのつき合いや、相談する人が少ない場合は、介護をしている人が問題を抱え込みやすくなり、虐待の早期発見が難しくなることがあります。地域や家庭での声掛けやあいさつ、見守りなどが高齢者虐待防止につながります。
地域や家庭で一緒に考え、気軽にできることから始めましょう。
高齢者虐待とは
高齢者虐待には、主に5つの種類があり、「高齢者に対する虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律(高齢者虐待防止法)」では、高齢者が他者からの不適切な扱いにより権利利益を侵害される状態や生命、健康、生活が損なわれるような状態におかれること」とされ、次のような行為を「高齢者虐待」と定義しています。
身体的虐待 | 平手打ちをする、殴る、蹴る、身体の拘束する など |
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介護・世話の放棄、放任 (ネグレクト) |
必要な介護サービスの利用を妨げる 世話をせず高齢者の生活環境の悪化や身体的・精神的状況を悪化させる など |
心理的虐待 | 脅迫や侮辱などの言葉や態度、無視など精神的に苦痛を与える など |
性的虐待 | わいせつな行為の強要、排泄の失敗に対して懲罰的に下半身を裸にしたまま放置する など |
経済的虐待 | 日常的な金銭を使わない、渡さない、本人の合意なしに使用する など |
高齢者虐待を防ぐために
高齢者虐待を防ぐためには早期の段階で第三者が介入し、介護者、高齢者ともに支援をしていくことが大切です。
すべての人が、住み慣れた地域で安心して暮らすことができるように、高齢者虐待の早期発見を図る地域の見守りが大切となります。
また、高齢者虐待が疑われる場合は、地域包括支援センター(本ページ下部)にご相談ください。地域包括支援センターでは、相談(通報)者が分からないように対応しますので、相談(通報)者の情報が相手方に伝わることはありません。
相談先
地域包括支援センター(健康福祉課内)
☏ 0766-67-8605 (平日 8時30分-17時15分)
☏ 0766-67-1760 市役所代表(土日祝日及び夜間)
関連リンク
高齢者虐待に関して各地方公共団体及び自治体等においては、相談窓口を設けています。
詳細は以下のリンク等をご覧ください。