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中央には背後に火炎光背、右手に剣を持つと思われる肉厚彫りの不動明王像。その右下に小さく茄子座上に智拳印を結ぶと思われる大日如来坐像と矜羯羅(コンガラ)童子立像、左側の1段下がったところに小さく翳(サシバ)を持つと思われる僧形坐像と制叶迦(セイタカ)童子立像が配されている。
江戸時代の作と推定されているが、凝灰岩製のため風化が激しく、細部は不明である。
逸話:今石動の裕福な家の娘が眼病を患い、大岩の不動が眼病に霊験があるということで、大岩山日石寺へ赴き、不動明王を信仰して治療に努めた。しかし、遠路であるため日参することができなかった。そこで観音寺住職が鼓ヶ滝へ大岩の不動明王を勧請するよう勧め、両親が石工に依頼して大岩山の磨崖仏と同様の五尊像を彫らせたところ、効があらわれ、娘の眼病は全快したという。
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